年パス抽選枠の14時入場だとお昼ご飯を食べるタイミングが難しい。
というか、インしてから食べたいと思うからめちゃめちゃお腹を空かせた状態でパークにやってくることになる。
そんなハングリーベアはハングリーベアレストランでハングリーベアカレーを食らうのではなく、パンケーキを食べに行きました。
最近ディズニーランドにはパンケーキ屋さんが出来た。
「できた」というか「なった」
人によっては「なってしまった」と思っているだろう。
今回はパンケーキ屋さんになってしまった、そんなレストランのお話。
目次
アドベンチャーランド:ポリネシアンテラス・レストラン
南の楽園を楽しみながらお食事を楽しめるショーレストラン、と公式サイトに記載されています。
1つの文章の中に「楽しむ」という言葉が2回入っているし、何なら場合によってはショーも「楽しめる」のだからめちゃめちゃ楽しいレストラン、たぶん東京ディズニーリゾート1楽しいレストラン。それがポリネシアンテラスレストラン。
以前はランチもディナーもショーレストランだったこちらのお店。
突如ランチのショーが終了したと思ったらまさかのパンケーキ屋さんにジョブチェンジ。
本来はランチはパンケーキ、ディナーはショーレストラン継続のはずが、営業縮小の影響で2020年10月現在はランチのみの営業となっており、マジでただのパンケーキ屋さんになってしまっている。
2020年10月現在、公式サイトに行くと予約が必要!と元気よく書かれているとおり、現在は利用するのに事前予約が必要となっているので注意。
バックストーリーは残念ながら不明。
1983年のディズニーランド開園時から存在しています。
ロケーション
場所はアドベンチャーランド、魅惑のチキルームの左、ウェスタンリバー鉄道乗り場の右、ジャングルクルーズで人間社会に帰ってきて船長さんの小ボケを聞いている頃に左手に見える建物がポリネシアンテラスです。
印象的な三角屋根はただの門。
実際のレストランは門をくぐった奥にある、大邸宅スタイル。
隠れた名店感ある。
門をくぐるとジャングルクルーズと遭遇。
人間社会に無事生還。
ウェスタンリバー鉄道の線路の下に流れる小川の上の橋の上の私。
橋の向こうに何やら建物が出現。
こちらがレストラン本体です。
スポンサーの主張は強め。
店内
異国情緒が漂い天井が高く自然光の差し込む店内はゆったりとした空間、のようでいて、長いテーブルが所狭しと詰め込まれた様子は食堂のようでもある。
実際には4人掛けのテーブルが3つくっついているので相席ではないし、ライブレストランぽいといえばそうとも言える。
しかも現在はテーブルは一つ空けて案内しているため、見た目ほど密ではありません。
案内された席がステージ近くでしたが、誰も出てきません。
メニュー
ランチメニューはふたつだけ。
お食事系のランチパンケーキ
スイーツ系のデザートパンケーキ
どちらもドリンク付きで税込1800円。
+400円でドリンクをタピオカドリンクに変更できる。
テーブルサービスのレストランは現在QRコードを読み取ってメニューを見るスタイルになっている。
読み取ると専用のメニュー表が出てくるわけではなく、通常ディズニーの公式サイトのメニューのページに飛ぶだけです。
おしぼり、食事中マスクを入れるための紙ケースをくれました。
ランチパンケーキ
チョコとかクリームとかの甘いものは好きだけどイチゴジャムとかカシス系とか酸味優位の甘味はあまり得意ではないので、今回はランチパンケーキをチョイス。
パンケーキにはメイプルシロップと決まっている。
メイプルシロップがランチパンケーキ用、
イチゴジャムはデザートパンケーキ用。
紫芋パウダーのかかったパンケーキは、ひとつひとつは大きくないけど3枚あるのでなかなかボリューミィ。
そのほか、ロミロミサーモンサラダ、ベーコンエッグ、フライドポテト、スティッチ形の紅芯大根がのっています。
目玉焼き、ベーコン、ポテト
いろんな野菜とロミロミサーモン
出来合い感強めだけどおいしいパンケーキ状のもの
パンケーキは私たちが知ってるパンケーキとはちょっと違う気がします。
いわゆるオールドスタイルのパンケーキとは見た目からして違うし、キッチンで今焼いてきましたというものではなさそう。
そこそこ厚みがあり、パンケーキとスポンジケーキの間のような質感。
ふわふわすぎず固すぎず、少しもちっとして、何かに似てる気がするけど思い出せない。コンビニとかスーパーに売ってる菓子パン系にありそう。
正直言って見た目は「出来合い感」強めのパンケーキ。
工場で大量に作られて冷凍されて運ばれてきたものを温めましたという感じはある。
でも嫌いじゃない。
パンケーキではないかもしれないけど、「名前の知らない料理」としてはまあまあおいしい。
菓子パンぽさはあるものの、専門店のクオリティかどうかより、おいしいかどうかの方が大事。
逆に「見た目は想像した通りのパンケーキだけど冷凍っぽい味」のものの方が嫌だ。
評価爆上げの付け合わせ
もしかしたらこのパンケーキだけだったらいい評価にはならなかったかもしれない。
このランチパンケーキの評価を爆上げしているのが、パンケーキの周りを彩る付け合わせ陣だ。
このラインナップの良さとトータルバランスを見てほしい。
目玉焼き、ポテト、ベーコンは食事としての満足感があるし、甘いパンケーキとのバランスもいい。ポテトがきちんとポテトなのもいい。
野菜もドレッシングのかかった葉物や酢漬けの紫キャベツ、ゆでカリフラワーに蒸しカボチャなど、様々な種類が様々な味で盛り合されていて気が利いている。
何よりさりげなく盛られたスモークサーモンがおいしい!
サーモンが好きというのもあるし、味もいいし、パンケーキの箸休めとしても合う、非常に贅沢で嬉しい付け合わせである。
どうやらポリネシアンテラスの本来の食事の前菜にも使われていたものみたいですね。それは本当に贅沢だ。
なんでこんなに気が利いてるかって言ったら、ここが本来はパークの中でもかなりしっかりした料理を提供しているレストランだからですよね。
前菜として提供されているサーモンが乗っているのを見れば分かる通り、ディナーに使う食材やメニューを流用しているから、値段の割に手間暇を感じるメニューになってる。
もし最近のパークが「よし、パンケーキ屋さんでも作っぺ!」って全く新しいパンケーキ屋さんをオープンさせて同じメニューを出していたとしたら、付け合わせのサラダは「サラダミックス」みたいなものが乗ってたと思う。
カップサラダの中身みたいなやつとか、よくいろんな冷やし麺の上に乗ってるやつとか。
だからこのパンケーキは満足感が高くて、気が利いてると感じさせてくれる。
近年のパークは「ランチ」という概念が失われつつあるけど、やっぱりちょっと手軽にちゃんとしたレストランのメニューや雰囲気を味わえるランチってあると嬉しいものだよなー
櫻とか、ランチは定食屋、夜はお酒を楽しむ仕様で良かったのになあ。今はオールウェイズ定食屋さんですもんね。
デザートパンケーキ
こちらは連れが頼みました。
見栄えもいいせいか、現地でも、動画やブログ等のレポを見ても、こちらを食べてる方が圧倒的に多い気がします。
ランチパンケーキ、負けるな。
ランチと同じく3枚のパンケーキにはたっぷりのストロベリークリームと、エンジェルさんのチョコレート。
周りを彩るのはマンゴーなどのフルーツ、バナナのキャラメリゼ、カシスアイス。
こちらもかなり豪華です。
少し分けて貰って食べましたが、イチゴクリームはあまり酸味がなくて食べやすかった。イチゴアイスみたいな味だと思いました。
パンケーキにもとても良く合います。
ジャムは使いませんでした。
バナナがキャラメリゼになってるところもやっぱり気が利いてますなあ。
「デザート」という名前だけど、量はランチと同等、普通に食事の量です。
ランチとして食べるか、デザートやおやつとして複数人でシェアするかがおすすめ。
さらにそのボリュームで基本的に全部甘いので、これにタピオカドリンクを付けたら逃げ場がありません。コーヒー欲しくなる。
一応カシスアイスがアクセントにはなっているとは思うけど、おしるこみたいに塩昆布とか置いてくれないかな。
ランチパンケーキについてるサーモンマリネがちょっとついてたら、この皿の評価も爆上がりする。間違いない。
スパークリングタピオカ(ミックスフルーツ)
最後にタピオカドリンクです。
見た目はショーの際に振舞われていた「ポリネシアンパンチ」に似てるんですけど、ポリネシアンパンチを飲んだことないので同じかは不明。
何味なのかよくわからなかったけど南国の味。
マンゴーとかグァバみたいな。
どこにも書いてないけど底の方に入ってるのはゼリーでした。
タピオカドリンクというにはタピオカは少な目で、「ゼリードリンク(タピオカ入り)」くらいのバランス。
パークのタピオカドリンク、サイレントゼリードリンクのときとそうでないときがあるのどうにかならないのだろうか。
スパークリングと言ってるけどかなり微炭酸なので炭酸苦手でもいけそう(保証はできません)。
花も食べられるらしい(食べなかった)
リピート必至の満足度
ポリネシアンテラスレストラン、実は初めて入りました。
料理は以前から気になっていたのですが、エンジョイ勢だとショーレストランに時間やお金を使うのは結構ハードルが高いもの。
ランチショーが好きだった方には申し訳ないけど、こういう営業形態になって気軽にポリネシアンテラスに入店できるようになったことは私としては嬉しいことでした。
魅惑のチキルームのような店内の雰囲気も素敵だし、パンケーキにも満足。
個人的には甘いもしょっぱいも一度に楽しめるランチパンケーキがおすすめ。
価格もパークの物価から考えるとドリンク付きでこのボリュームで、テーブルサービスの付加価値を考えればだいぶ適正価格に感じられる。
次のインでも必ず来たいと思うくらい気に入りました。
一度はご賞味あれ。
- 予約が必須である
- お腹を空かせてくる
この二点にはくれぐれも気をつけて。
スポンサーの主張。