舞浜を丸呑み

煮てよし焼いてよし

アーリーサマーのカンナでスタイリッシュでプレシャスなアニバーサリー

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東京の緊急事態宣言が解除された6月某日。

ディズニーランドホテルにやってきました。

久しぶりの舞浜です。

 

目的はインパでも宿泊でもなく、本日はスタイリッシュなキュイジーヌをいただきにまいりました。

 

 

スタイリッシュなお品書き

 

東京ディズニーランドホテル:CANNA(カンナ)

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www.tokyodisneyresort.jp

カンナの花をモチーフにした赤く浮かび上がるモダンなインテリアが魅力の「カンナ」。「ヘルシー&ビューティー」をテーマにしたスタイリッシュな創作料理がコーススタイルでお楽しみいただけます。素材本来の味を引き出した料理をご堪能ください。

 

カンナに来ました。

ディズニーランドホテル、パーク側の入り口を入ってすぐ左にある、赤が印象的なレストラン。

 

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正式には

 

エッセンス・オブ・スタイリッシュキュイジーヌ 「カンナ」

 

という名前です。

意味がわからないですね。

何屋さんですか?

この意味わからなくて入り口から振るいにかけられている感じ、これこそがカンナのスタイリッシュな本質を表しているのだ。知らんけど。

 

カンナは何料理店なのか問題

カンナは、「和食」とか「フレンチ」とか、分かりやすく特定の国の料理で呼べるようなレストランではない。

 

カンナでいただけるのはスタイリッシュな創作料理です。

 

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今回訪問するまでは私のカンナの印象も、なんかよくわからんレストランでした。

 

創作和食っぽいけど本当のところは不明だし(サイトによっては「フレンチ」と書いてあったりする)、メニューの内容も文字だけでは当然分からない。

料理の写真を見ても味の想像がつかないし、それどころか、Youtube等で実際に食べて解説している動画を見てもなお、彼らが何を食べさせられているのかいまいちまだ分からない

分かるのは「高そうだなあ」ということだけ。

味の想像もつかないから、「おいしそう!」「食べてみたい!」ともならず。

 

分からんといっても分子ガストロノミーほどではないのであんまり言うと大袈裟かもしれませんが、 

めちゃくちゃ高くて何食べさせられるのか分からない上にたいしておいしそうでもないレストラン

これが私のカンナのイメージでした。

 

同じような感覚を持ってカンナについて知るためにここを訪れた人がいるかもしれないので先に伝えておくと、 

カンナ、めちゃくちゃうまいです。

 

季節でメニューは変わってしまうので今回紹介する料理が食べられるわけではないと思うけど、たぶん口に入れたら全部うまいです。たぶんね。

 

話を続けよう。

 

 

カンナのスタイリッシュアニバーサリープラン

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なぜそんなイメージのカンナに来たかと言えば、カンナには「スタイリッシュアニバーサリープラン」という、非常にスタイリッシュな記念日プランが存在したからです。

今回ホテルのレストランに来たのは記念日のお祝いのためでした。

 

もちろん他のディズニーホテルでも記念日のお祝いは可能ですが、アニバーサリープランを前面に押し出しているのはカンナだけ。

 

記念日の利用ならカンナ、カンナを利用するなら記念日

 

そんなメッセージを勝手に受け取り、その誘導に乗ってみた次第。

そういう口実でもないと一生カンナを選ぶことなさそうだったし。

 

スタイリッシュアニバーサリープランのスタイリッシュ概要 

詳細は公式サイトで見ていただくとして

 

www.tokyodisneyresort.jp

 

簡単に説明すると

  • コース料理
  • スペシャルデザート
  • シャンパン ハーフボトル1本
  • オリジナルフォトフレーム

のセットプランです。

 

お値段は大人2名分で

ランチ 24,000円

ディナー 36,000円

(※追加料金で3人以上での利用も可能です)

 

高いは高いが、ディズニーホテルでコース食べて酒飲んで記念品貰ってって考えると妥当なところでしょうか。

庶民なのでがんばってランチの予約をしました。

席数を絞っている関係か、平日の昼でも希望の時間は取りにくかったです。

 

アニバーサリープランの申し込みは座席予約のときに一緒にもできるし、座席を確保してあれば2日前までに申し込むことも可能です。 

東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイト

 

 

スタイリッシュに初来店 

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というわけで、ようやく入店です。

ディズニーホテルでもトップクラスに高いレストランですが、特にドレスコードなどはありません。

 

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テーブルは一つ空けてご案内しているので、非常にゆったり。

 

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カンナの花をモチーフにした照明。

華やかで優雅な雰囲気の店内です。 

 

 

アーリーサマースペシャルドリンク

まずはドリンクを注文します。

 

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あいにくアルコールが提供できない期間の利用だったので、ソフトドリンクのメニューが来ました。

せっかく緊急事態宣言が開けてから来たのに、まさか緊急事態宣言解除が21日で、ディズニーホテルの酒類の提供が23日からになるとは…

 

まあまあのお値段のジュース類。

さらにページをめくると

 

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コールドブリューティー 和紅茶

9,000円

 

なんですかこれは。

お茶ですか?

なんだか知らんがめちゃくちゃ飲んでみたいな。

 

ワインのようにボトルに入った紅茶みたいですね。


 

9000円見たあとだから5840円がリーズナブルに感じられなくもない…?

 

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庶民はおとなしくアーリーサマースペシャルドリンク(1,400円)をセレクト。

 

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ライムとチェリーの飾りでスイカを表現。

味もスイカです。

スイカバーのあの味です。おいしい。

 

早速アーリーサマー感じてます。 

 

(ほぼ)アーリーサマープレシャスカンナのお品書き 

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さて、お料理です。

 

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そういえばドリンクもそうでしたが、TDRで紙のメニューというものを久しぶりに見ました。

ホテル内も基本はパーク同様にQRコードになっていると思います。

 

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コースのお品書きです。 

 

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  • 鱧の燻製 鰹だし香るところてん ホワイトバルサミコのアクセント
  • 蛸とパプリカのモザイク仕立て 梅肉グリビッシュソース
  • 太刀魚のロールと枝豆ブレゼ 実山椒の餡と赤ワインレデュクション
  • 海藻バターを挟んだ軍鶏腿肉のロースト ラタトゥイユと柑橘ピュレ
  • 黒米のご飯
  • デザートメドレー
  • コーヒー または 紅茶

 

内容は2021年6月1日~7月14日まで提供のランチコース「アーリーサマー プレシャスカンナ」(6500円)とほぼ一緒です。

本来のコースだとメインを+1500円で牛テンダーロインに変更できるのができない点、デザートがアニバーサリープラン特別仕様になっているところが違いです。

 

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それでは、「ほぼアーリーサマープレシャスカンナ」のお料理を紹介していきましょう(やっと)

 

 

鱧の燻製 鰹だし香るところてん ホワイトバルサミコのアクセント 

前菜の前、いわゆるアミューズが登場。

 

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夏らしい、涼しげな器ですね。

鰹節の下には一口大の鱧、その下にはじゅんさいとところてん。

黄色の玉はなんだろうか。

説明されたはずだけど忘れました。

 

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ところてん、鰹だしがしっかり効いててとってもおいしい!

ところてんは結構好きだけど、ところてん食べて「おいしい!」って思ったのは人生初だと思う。

ところてんの概念が覆る一品。

 

 

蛸とパプリカのモザイク仕立て 梅肉グリビッシュソース 

色鮮やかな前菜が運ばれてきました。

これこれ。

こういうの。

写真で見たらカラフルで美しいけど実際おいしいの?っていうこの感じ。

 

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中央にタコとお野菜のゼリー寄せみたいなものがあり、周りをお野菜とソースが彩っています。

また謎の黄色い丸もありますが、先程とは大きさなど違いが見られ、使いまわしではないようです。

黄色い丸への並々ならぬこだわりを感じます。

 

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この弾けんばかりのカラフルさ。

頭の中で山下達郎のカッティングが鳴りやまないくらいSPARKLEしている。

アーリーサマーどころかもう夏感じちゃってますわ。

 

蛸は勿論おいしいし、カリカリ梅のタルタルもおいしいし、野菜もおいしい、黄色い丸は相変わらずなんなのかわからないし味もないけどおいしい。とにかくおいしい。

 

おいしい。

 

しかも、タコやら野菜やら、それぞれを味わっているのではなく、「この一皿」を味わっている感覚が非常に心地いい。

この表現でいいかわからないけど、無駄がない。

 

主役も脇役もなく、すべてが一体となって「モザイク仕立て」を演じている。

そうして弾けんばかりに輝いたモザイクを食してる。

それはもう「アーリーサマーでプレシャスでスタイリッシュな何か」を口に入れてる感覚。

 

しかしうまい。

めちゃくちゃうまい。

 

これがカンナか。

 

これがエッセンスオブスタイリッシュキュイジーヌか…

 

 

私は何か分かり始めたのかもしれない。

 

奥歯で黄色い球が弾けた。

 

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太刀魚のロールと枝豆ブレゼ 実山椒の餡と赤ワインレデュクション 

続きまして、魚料理。

 

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運ばれてきたとたん、赤ワインのいい香りがしました。

見た目はまたよく分からない料理です。

太刀魚がとぐろ巻いてます。

 

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しかしまあ、太刀魚はフワフワ。

天麩羅はサクサク。

クリーミィなソースには枝豆がたっぷり。

香り高いソースとアクセントの実山椒。

 

またしても一皿の完成度がとても高いです。

主役も脇役もなく、皆で奏でるハーモニー。

 

私はもう、カンナの虜かもしれない。 

 

 

海藻バターを挟んだ軍鶏腿肉のロースト ラタトゥイユと柑橘ピュレ

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肉料理とごはんが運ばれてきました。

こうなったら味噌汁もあるといいよね。

 

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ドラゴンの指が乗ってますね

おでんの鍋底からすくい出したかのような透き通る大根は見た目通りのしみしみ大根。

軍鶏は弾力があり噛み応えがありつつも、筋っぽいとか固すぎるということはなく、しっかり鶏の味が感じられる。

ラタトゥイユもおいしい。

 

どの皿も野菜がいっぱい乗ってて、それも作業的に口に入れる付け合わせではないのがいいな~。

無駄がないって思ったのはそういうところだな。

皿ごとの満足度がとても高いです。 

 

黒米のご飯 

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黒米ごはん初めて食べたんですけど、タイ米っぽい味がしました。

見た目も細長いし、インディカ米っぽい。

あとで調べたら黒米の中にもジャポニカ種とインディカ種があるらしい。

私はインディカ米好きだし、多国籍なカンナの料理には合ってますね。

苦手な人は苦手かもしれない。

 

 

ところてんの器と一時間ぶりの再会 

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デザートの前にお口直しのソルベが運ばれてきました。

「ソルトのソルベ」と言っていました。

 

ほんのり塩味がしてとてもおいしいのだけど、練乳のようなミルクの濃厚な甘さがある。

これは「お口直し」なんだろうか。

お口直しのソルベってもっと爽やかなものなのでは。

早くコーヒーをくれ。

そんな気分ではありましたが、味はおいしかったです。

 

 

デザートメドレー 

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お待ちかねのデザートメドレーの開幕です。

蝋燭に火をつけたこのタイミングで記念写真を撮ってくれました。

早く食べたいです。

 

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それではデザートメドレー出場選手を発表します。

 

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メロンのショートケーキ。

間違いがないやつ。

ケーキにメロンが負けてない。

あと5切れ食える。

 

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なんかのジュレ

ライチかなんか。

 

あっ、TDR風に言うとライチ―

 

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クレームブリュレ。

とろとろです。

 

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みずみずしさの化身のフルーツたち

巨峰が特においしかった。

 

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抹茶のオペラみたいなケーキ。

個人的にはこれが優勝!

隙あらば二つとも食べてやろうかと思いましたが、計画は失敗に終わりました。無念。

 

最後にこんなに豪華なデザートが来ちゃって、食べきれるか心配でしたというのは大嘘で、いくらでも食べられるなと思いました。

メドレー、終わらないで。

季節によってフルーツが変わったり、ケーキの内容も変わったりするようです。

 

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あとこの鱗皿が気に入った。

うちにも欲しい。

ただしめちゃくちゃ重い。

 

コーヒー、紅茶 

メドレーに夢中すぎて写真撮り忘れたけど、デザートと一緒に飲み物が来ました。

コーヒー紅茶以外にも、カフェラテとか名前がやたら長いフレーバーティーっぽいお茶とかいろいろあったと思います。

 

オリジナルエッチング ハーフボトル 

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今回、アルコールの提供をしていないタイミングだったので、このボトルはお持ち帰りとなりました。

クリスマスにでも開けようかな。

 

オリジナルフォトフレーム

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デザート時に撮影した写真をフォトフレームに入れてくれました。

フレームはいかにもカンナって感じのやつと、落ち着いたブラウンのものがありました。

ブラウンも素敵でしたが、満場一致でいかにもカンナフレームが選ばれました。

もし2回目の来店があればブラウンを選びますが、最初はやはりこっちですね。

 

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赤い部分はすべすべで、黄色っぽい模様はツヤツヤの特殊印刷。素敵ですね。

 

中身は自分の目で確かめてくれ!!!

 

カンナでのアニバーサリーは実にプレシャスでスタイリッシュだった 

というわけで、大満足のスタイリッシュアニバーサリーでした。

 

料理が想像以上に好みだったので本当によかった。

季節ごとに提供するコースが変わるので、今回めちゃくちゃ気に入ったからといって、次も全て好みのお料理がいただけるかどうかは分からない。

それでももう一度来たいと思わせるほどには、今回のプレシャスカンナはかなり気に入りました。

 

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サービスに関してはパーク内と同じくらいでした。

パーク内ではポップコーンワゴンでもマゼランズでも同じ時給の人が同じクオリティでサービスしているのは構わない(仕方ないと思っている)のだけど、ホテルの高級レストランくらいはもう少しクオリティ高くしてもいいんじゃないかなあとは思いました。

その分ドレスコードや子供NGなどのルールがないというのもリゾートの良さではあると思うし、何か不満があったというわけではないので、欲を言えばですが。

 

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次回来店時はアルコールが飲めますように。 

 

※飲めました

nenpas.hatenablog.jp