こんにちは。
クリスマスシーズンですね。
クリスマスといえばシー。
シーといえばカナレットですね。
東京ディズニーシー、メディテレーニアンハーバーにある、リストランテ・ディ・カナレットにやってきました。
今年もクリスマスメニューがおいしそうだったのでそれを食べます。
昨年おいしかったですからねぇ
ちなみに予約は当日の朝ネットでとりました。
1か月前の発売日に取ってないと事前予約は結構難しくなってしまうのですが、当日朝9時に当日枠を狙うという方法もあります。
土日は分からないですが、平日だとだいたいこれで取れます。
一応スタンバイ(予約なしで並ぶ)も可能みたいですが、結構待つことにはなるでしょう。
▼この記事で分かりそうなこと
- カナレット 夜のテラス席
- クリスマススペシャルセット お肉料理の付く方/付かない方
- オリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~
▼カナレット基本情報はこちら
▼目次
- リストランテ・ディ・カナレット 夜のテラス席で乾杯!
- 帆立貝のマリネとブッラータ ナッツ添え、エビのマリネ イクラ添え
- スパゲッティ、オリーヴとトリュフ風味のソース、プロシュートとトマトのコンフィ添え
- 牛ほほ肉の赤ワイン煮、茄子のリピエノと人参リゾット
- フルーツとアーモンドスパイスケーキのリース仕立て、ハニーセミフレッド添え
- 最後まで読んでくださったあなたに耳寄りな情報
リストランテ・ディ・カナレット 夜のテラス席で乾杯!
今日は初めての夜のテラス席です。
夜といっても16:40の予約だったのですが、11月下旬だとほとんど夜ですね。
そういえばテラスの希望について、前に行ったときはテラスか屋内かどっちがいいか聞かれたんですが、今回は「あいた方からのご案内でよろしいですか」というような聞かれ方でした。
混雑具合によって違うんですかね。
順番が前後してもテラスの方がいいと伝えました。
余談ですけど、前回訪問時は「あいた方からのご案内になってしまいますがよろしいですか」と言われました。
そんな聞かれ方をすると思っていなかったので驚いたのと、それって選択肢はないという意味の問いですよね?と思って「はい」って言ってしまって、ひどく後悔をした。
その日私はテラス席の気持ちでいっぱいだったのに、どうしてはいって言ってしまったのだろう、なんであのとき「テラスがいいんですけど」って言えなかったんだろうと、まあまあ引きずった。
なので今回は何と言われようとテラスがいいって言おうと心に決めていました。
屋内もアクリル板がなければまだいいんですけどね…
あのときのあの問いはなんだったんだろう。
単純にその人の言葉のチョイスが悪かったのか、「いやです」って言ったら追い出されていたのか、謎である。
本日の景色はこんな感じです。
ちょうど火山が噴火してうるさいですが、オーダーしていきます。
ペローニ ナストロアズーロ
まずはイタリアビール、ナストロアズーロからスタート。
880円。
お肉が付く方のスペシャルセット
お料理はもちろんクリスマスのスペシャルセットをオーダーします。
5,500円。
これまで季節メニューというと、メインディッシュがつかずパスタがメインとなる「セット」と、メインディッシュのつく「コース」が存在していましたが、今年はコースというものはなくなりどちらも「スペシャルセット」になりました。
お肉料理ありで5500円が基本で、お肉料理をなしにして3500円っていうのもできますよ、という形。
メニューの載せ方なんかを見てると、「お肉料理が付かない方の存在をなるべく目立たせないようにし、客単価をあげよう作戦」なのかと邪推してしまいますが、注文の際
「スペシャルセット2つ」
と言うと
「お肉料理がつくものとつかないものがございますが…」
と確認されるのでだとしたら意味がありません。
パスタセットとスペシャルセット、みたいに名前をかえればいいのに。
オーダーを簡潔に済ませたい方は
「スペシャルセット肉ありパスタそのまま」
のようにラーメン屋みたいな注文をしたらいいかもしれません。
コース→セットの変更点
【公式】リストランテ・ディ・カナレット メニュー|東京ディズニーシー|東京ディズニーリゾート
ちなみに、メインディッシュ付きのものがコースじゃなくてセットになって変わったところというと、コーヒー紅茶がつかなくなりました。
目立って変わったところはそのくらいだと思います。
昨年はコーヒー紅茶がついてました
あと、今回私はその目に遭いませんでしたが、コースじゃなくなったことにより前菜の途中でパスタが運ばれてくるみたいなことが起こる可能性はあると思います(以前「セット」を食べたときはそれがありました)
まあ、パンもコーヒーもつかない「コース」はがっかりがすぎるので、それならセットを名乗ってもらった方がいい、という気もします。
帆立貝のマリネとブッラータ ナッツ添え、エビのマリネ イクラ添え
単品1280円
さて、アンティパストです。
上下は帆立。
帆立の下にはブッラータというクリーミーなフレッシュチーズ、上にはゼリーのようなものとピスタチオがあしらわれてます。
左右は海老。
海老の上にはイクラとディルが、下にはカリフラワーのタルタルサラダのようなものが潜んでいました。
中央には赤と緑のソース。
お料理自体にはほとんど味がついていなくて、特にブッラータの方はかなり淡泊なので、おソースと一緒にいただきました。
帆立も海老もおいしいし、赤パプリカのソースもカリフラワーのタルタルも味はおいしいけど、こういう前菜だったらオリーブオイルで食べる方がいいなぁとは思いました。
そこはちょっと、いや結構不満。
あんまりイタリアンらしくないというか、カナレットらしくないというか。
普通オリーブオイルじゃない?
イタリアンのこともカナレットのことも知らんけど。
イーストサイドカフェで食べたやつに似てるとも思った。
カリフラワーのタルタルと赤パプリカのソース、一致。
この前菜、何かがおかしい
長くなるから詳細には語らないけど、今回のセットを食べてなんとなく「値上げして質落ちた」ような印象は僅かながら持ってしまっていました。
このご時世、値上げをするなというのは無理があるし、コーヒー紅茶はエンパイアグリルクラスのところでもカットされたりしてるみたいなので仕方なくも思える。
ボリュームが減ったとか豪華さに欠けるとか、コストダウンが目に見えたとしても内容によっては許せる。
でもなんか「それをなくしたらおしまいよ」みたいなものがなくなってしまうのではないかという危惧を、今回持ってしまった。
それというのは、カナレットとしての、リストランテとしての矜持みたいなものである。
その原因の大半はこの一皿にある。
この、帆立をソースで食わせるイタリアンっぽくない前菜に。
カナレットのコース改めセットは、昨年より値上げした上にドリンクなし、全体的にも質落ちた印象だけど、オリーブのパスタがどストライクでした。定番にしてほしい。
— つむりシティ/舞浜を丸呑み (@tsumuricity) 2022年11月30日
オリーブ苦手な人は絶対にパスタ変更したほうがいい、オリーブ大好きな人はセットにしなくていいからパスタだけ食べて。#TDR_food pic.twitter.com/YmPyZ8AYYf
でもこの記事書くために公式サイトを見ていたらとんでもないことに気が付いてしまった。
↑私が食べた前菜
↑公式の前菜
【公式】リストランテ・ディ・カナレット メニュー|東京ディズニーシー|東京ディズニーリゾート
私の皿、オリーブオイルかかってないよね?
っていうか、
公式の皿、オリーブオイルかかってるよね?
https://www.tokyodisneyresort.jp/tds/restaurant/food/408/
オリーブオイル、かかってるじゃん!!!
オリーブオイル!かかってた!
オリーブオイル、かかってました。
私の皿にだけかかってないだけでした。
カナレットはまだ終わってなかった。
そして私は間違ってなかった。
今、自分の皿のオリーブオイルが忘れられていた悲しみよりも、本来はオリーブオイルがかかっていたという事実への喜びが上回ってる。
「病気の子供はいなかった」状態である。
あーよかった。
聞いたら、一緒に行った人の皿はかかってたらしい。
これが本当の前菜です。
これは許した。
今度からオリーブオイル持ち歩こうかな。
スパゲッティ、オリーヴとトリュフ風味のソース、プロシュートとトマトのコンフィ添え
単品1850円 ※ほかのパスタ料理に変更できます
気を取り直してパスタです。
ずいぶん盛り付けが偏ってると思ったらそういう皿でした。
目の前に皿が置かれるとまずオリーブとトリュフの香りに包まれます。
あ、オリーブじゃなくて「オリーヴ」だ。
これは「ビリーヴ」を意識しているんでしょうか。
え、もしかして「ビリーヴ」とかけて「オリーヴ」のパスタにしたの?え?
パスタの種類はスパゲッティ。
今回は説明要らないですね。
オリーブがふんだんに使われてそうな気がするオイル系のソース、上にはバジル、プロシュート、トマトのコンフィが乗っています。
このパスタが最高でした。
オリーブが主役を張るって珍しいですよね。
ソースが本当においしくて、本場を気取ってスパゲッティにスプーンは使わない私ですが、最後スプーンに持ち替えてソース全部食べた。
パンがあったらきれいに拭ってた。
先日イーストサイドカフェで「別にパンいらないなぁ」と思いながら食べたパンが今欲しい。
「ドラえもん のび太の日本誕生」で雪の中遭難したのび太が、のび太が残したラーメンのスープを捨てるママの幻を見ながら「こんなことになるなら飲んでおけばよかった…」みたいなこと言うやつを何か思い出しました。
プロシュートはいいアクセントだし、しっかり火の通ったトマトを崩して一緒に食べるとまた違うソースの味わいがある。
バジルとの相性も最高で、バジルが1枚しかないのが悔やまれた。
スパゲッティも茹ですぎてたり伸びてたりはしてなかったし、期待以上の一皿でした。
好みが分かれる味かもしれませんが、私はこのパスタいちおしです。
もう1回食べたいし、定番メニューにしてほしいくらい。
かなりダイレクトにオリーブの風味を感じるので、オリーブが苦手な方はパスタを変更した方がいいと思います。
オリーブ大好きっていう方は、セットにしなくてもいいからこのパスタだけでも食べてほしいです。
牛ほほ肉の赤ワイン煮、茄子のリピエノと人参リゾット
※単品販売はありません
メインディッシュです。
今年は肉一択。魚を選ぶことはできません。
メインは牛ほほ肉の赤ワイン煮。
結構しっかりめにワインを感じるソースです。
その下に敷かれている黄色いのが人参リゾット。
ルッコラの下のものが茄子のリピエノ。
リピエノというのは「なんかになんかを詰めた料理」のこと。
トマトやパプリカなどの野菜をくりぬいて米とか肉とか詰めたりとか。
今回のは茄子の肉詰めです。
煮込まれたほほ肉はほろっほろ。
「マジカルマーケットで牛ほほ肉のシチューデニッシュが買えないならカナレットでほほ肉を食べればいいじゃない」という気持ちでいただきました。
私は実は牛×赤ワイン系のメニューはあまり得意ではないんですが、連れはすごくおいしいって言ってたので、すごくおいしいんだと思います。
嫌いとか食べられないというほどではないですが、以前のようにお魚料理を選べるようにしてほしいなあと思わずにはいられません。
それでもメインディッシュをカットしなかったのは、リゾットに惹かれたというのもあったんですが、このリゾットは期待しなくていいです。
ちょっとやわらかすぎましたね。
茄子のリピエノは結構おいしかったです。
付け合わせの大根を煮込みだと思わずに口に入れたらおでんの味がしてびっくりしました。
カナレットおすすめの白ワイン
メインとともにカナレットおすすめの白ワインをいただきました。
グラス800円。
フルーツとアーモンドスパイスケーキのリース仕立て、ハニーセミフレッド添え
単品1260円
最後はリースに見立てた可愛らしいデザート。
粉砂糖が雪化粧に、ホワイトチョコが雪の結晶のように見えます。
卵型のものがハニーセミフレッド。
セミフレッドは「セミ=半分」「フレッド=凍った」アイスのようなもの。
ムースを凍らせたみたいな説明してましたね。
ヨーグルトみたいな酸味のある、さっぱり系の味でした。
アーモンドスパイスケーキは、クッキーとケーキの間のようなザクザク感のある素朴なケーキ。
ジンジャーブレッドのようにスパイスがきいてておいしい。
甘いイチゴクリームや金柑、ナッツ等いろんな味が一皿に詰まってます。
ピンクペッパーやマメ科の植物っぽい何かもあしらわれていますね。
トナカイミッキーさん。
全体的にさっぱりしてて、コースの後でも、お茶がなくてもさらっといただけました。
ごちそうさまでした。
店を後にする時点では前菜のオリーブオイルの事実に気が付いていないので、カナレット、今後どうなってしまうんだろうという一抹の不安は抱えておりましたが、初めての夜のテラスでは素晴らしい時間を過ごすことができました。
テーブル担当サーバーさんが、終始よく気が付いて、よく気が利いて、気持ちのいい素敵な方だったのも、とってもよかったです。
やっぱりカナレットってとてもいいところです。
あんなにおいしいパスタを出せるお店なのだから未来は明るいに違いない。
カナレットが素敵なリストランテであり続けてほしいという私の願いがこの世界中を輝かす。
思えば、オリーブのクセつよパスタに、赤ワイン強めのソース、スパイスのケーキって、結構好みが分かれそうなメニューでしたね。
気になる方は是非リストランテ・ディ・カナレットへ。12月25日まで。
最後まで読んでくださったあなたに耳寄りな情報
途中で「日本誕生」でのび太がラーメンのスープがどうのこうのっていう話をしましたが、新・日本誕生にはこのシーンはないそうです。
昭和生まれのみなさん、なんかごめんなさい。