先日初めて志摩スペイン村に行き、一生余韻引き摺ってるんですけど
わたしは特に「ホテル志摩スペイン村」がお気に入り。
スペイン村に行くなら公式の「ホテル志摩スペイン村」に泊まった方がいいのかな、でも公式って高いかな、近隣の安いホテルにしておこうかな、とか迷ってる方。
ホテル志摩スペイン村に宿泊せずに何がスペイン村か。
テーマパークだけ行ったならそれは「パルケエスパーニャに行った」です。
ホテルスペイン村に宿泊し、ひまわりの湯を堪能したものだけが「スペイン村に行った」と言いなさい。
などとは、スペイン村の人もスペイン村のオタクもスペイン人も言わないと思いますが、たった1回行っただけのわたしが言います。
異国情緒はパルケエスパーニャに勝るとも劣らず、
素敵なレストランもあるし、パルケは17時とかで閉まっちゃうからここならまだまだスペイン感じられるし、
海も見えてリゾート感や志摩も感じられるし
その上、
- パルケエスパーニャ入園パスが破格
- 駐車場無料
- 滞在中温泉入り放題
など特典が強すぎ。
宿泊料金も都市部のビジネスホテルと大差なく、宿泊しない理由を探す方が難しいです。
そんなホテル志摩スペイン村の魅力を、何回かに渡って語りたいと思います。
今回は
- ホテルの概要
- 宿泊特典
- 館内施設
- 私個人が思う魅力
- アクセス
についてお伝えします。
今後、お部屋回、レストラン回と続く予定です。
私は楽天トラベル で予約しました。
ホテル 志摩スペイン村
ホテル志摩スペイン村は、複合リゾート「志摩スペイン村」の中の施設のひとつ。
1994年、テーマパーク「パルケエスパーニャ」と共に誕生しました。
総客室数252室。
南スペインの優雅な雰囲気が漂うリゾートホテルです。
パティオ(中庭)をはじめ、
壁に掛けられた絵皿や家具、床に敷き詰められたテラコッタタイルなど、
細部にわたってスペインの要素がちりばめられています。
スペインの風を存分に感じながらも、志摩の豊かな自然も同時に味わえる上に、
画像引用:https://www.parque-net.com/himawari/
温泉にまで浸かれるという欲張りセット。
それがホテル志摩スペイン村です。
お得すぎる6つの宿泊者特典
そんな魅力満載なのにさらにお得って、欲張りどころの騒ぎじゃない。
欲深き民衆のために、ホテル志摩スペイン村のお得ポイントをご紹介しましょう。
1. パルケエスパーニャ2daysパスが3800円
これはお得すぎる最大の特典です。
どのくらいお得かというと、
通常1DAYパスポートはおとな5700円
なので、1日券より安くなっちゃってる。
1年生から算数をやり直した方がいい。
値段的なお得さもそうだけど、到着日は半日しかいられないなぁとか、チェックアウトの11時までホテルにいたらもったいないかなぁとか、1日目で満足したら2日目はパルケ以外の伊勢志摩観光をしたいけど行ってみないと分からないなぁ、みたいな悩みを無効化してくれるのがでかい。
行っても行かなくても3800円。
これ結構ありがたいです。
2. ホテル駐車場が無料
わたしは車も免許も持ってないので、これがどれくらい嬉しい特典なのかはちょっとわからないんですけど、だいたい嬉しいでしょう、無料って。
無料、わたしの好きな言葉です。
3. 宿泊者専用通路でパルケとの行き来も楽々
ホテルスペイン村正面からパルケエスパーニャ正門までは徒歩10分弱。
スペイン村内を走るシャトルバスで移動することもできますが、宿泊者は専用通路で行き来することができて、所要時間は約3分。
この移動が楽々なことにより、ランチをホテルで食べるとか、お部屋で休憩するとか、ひまわりの湯で汗を流してから帰るとか、荷物をホテルのロッカーに置いておくとか、ホテルをより楽しめるし、より便利に活用することができます。
超絶裏口っぽいので、テーマパークにきたー!って感じを味わいたかったら、最初は正門から入った方がいいかもしれませんが。
4. 無料ロッカー
ほとんどのホテルが無料で手荷物を預かってくれると思うのでこれを特典というのは微妙な気もするけど、一応特典です。
コインロッカーになってることで、フロント混雑時に待つ必要がない、出し入れしやすいのが利点ですかね。
100円入れて使用しますが、返却時に100円戻ってくるタイプです。
無料です。
5. ひまわりの湯
画像引用:https://www.parque-net.com/himawari/
滞在中は隣接する施設「ひまわりの湯」に入り放題。
ホテルから繋がってはいますが、”ホテルの大浴場”ではなく”小さな日帰り温泉施設”的な独立した施設になってます。
通常ひまわりの湯の利用料金は大人1回1400円(パルケ利用当日はパスポート提示で1100円)
それが何回入っても無料なので、それは何回も入るしかないです。
(※12歳以上は入湯税一泊に付き150円を払う必要があります)
これは部屋で撮った写真ですが、全面ガラス張りの内風呂や露天風呂からはこのような景色が望めます。
サウナやジャグジー、売店や広々とした休憩スペースも完備。
なんとチェックアウト後も利用可能なので、パルケで遊んで帰る前に汗を流すことも可能。
真夏で汗かきまくったときとか、真冬で冷え切ったときとかは特に嬉しいんじゃないでしょうか。
こういう特典を知ると、「パルケ、17時閉園は早すぎるだろ」とちょっとマイナス感情だったのが「パルケ、17時に閉まってくれてありがとう」という気持ちにすらなりそう。
6. 直通シャトルバスで伊勢神宮へ
伊勢志摩近鉄リゾートと伊勢神宮を結ぶシャトルバスを利用できます。
片道大人1000円、要事前予約。
まわりゃんせ等のお得なきっぷも対象内。
ホテル志摩スペイン村からは約39分だそうです。
ホテルからバスで直通は大変ありがたい。
詳細はサイトをご覧ください。
※フラメンコショー
これは開催日限定なので「7大」とはしなかったのですが、ホテル内(ロビーラウンジ)でフラメンコショーが開催されることもあります。
なんと宿泊者は無料です!!!
パルケ内でフラメンコショー見たら別途お金かかるのに…
開催日はサイトでご確認ください。
https://www.parque-net.com/hotel/hotelfla/
これでホテル価格も1泊8400円~※なんだから、お得なんて言葉で済ませていい話じゃない。
(※2024年7月現在楽天トラベル調べ、素泊まり4名一室利用時の最安値)
情報を出せば出すほど宿泊しない理由がなくなっていく…
館内施設・周辺情報
そろそろ「パルケエスパーニャ行くならホテル志摩スペイン村に泊まるべきなんだなぁ」と思い始めたと思いますので、ホテル内のことを詳しく見ていきましょう。
最初に言っておくべきは、ここは一般社会からは切り離されたリゾート施設だということです。
ホテル志摩スペイン村には「コンビニ」と「ATM」がないのでご注意ください。
(Wi-Fiはあります)
営業時間やサービス内容は変更になる場合がありますので、ご利用の際は公式サイト等でご確認ください。
https://www.parque-net.com/hotel/facility/index.html
スーベニアショップ
ロビーにあるショップです。
名前の通り「お土産屋さん」なので、スペイン村や伊勢志摩、近鉄のお土産は豊富にありますが、コンビニ的な機能には期待しないでください。
営業時間は
8:00~11:30
17:00~20:30
と、途中で一旦閉店します。
ほぼほぼパルケ営業中は営業してないって感じのスタイル。
部屋飲みを推奨しているだけあって、スペインワインや伊勢志摩の地酒なども取り扱いがあり、栓抜きも貸してくれます。
ここで名物の帽子型のパンやハモンセラーノ、伊勢の有名なお弁当が買えたみたいな情報も見たんですが、私が行ったときはありませんでした。
土日とか繁忙期だけなのかも。
閑散期の部屋飲みや夕食でホテルのレストランを利用する予定のない方は、パルケエスパーニャ内で調達するのがおすすめです。
生ハムや各国のビールもパルケ内の輸入食品店で買えるし、飲食店でテイクアウトも可能。
コンビニは徒歩10分くらいのところにファミリーマートがあるらしい。
車がある方は簡単に行けると思いますが、口コミなどを見てると「徒歩はおすすめしない」と書かれてたりします。
車のない方はいざというときだけ、基本的にはないものと思った方がいいかもしれません。
電車の方はスペイン村最寄り駅のファミマで調達しておくのが吉。
レストラン&バル
ホテルには4つの飲食店がありますが、いつもやってるのは2つだけ。
何度も言いますが、基本的にパルケエスパーニャは17時や17時半に閉園してしまうので、夕食のことは事前に決めておいた方がいいです。
※夏休みや大型連休などはナイター営業(20:30閉園)もあります
https://www.parque-net.com/calendar/
そしてせっかくホテルに泊まるなら、ホテル志摩スペイン村のレストラン、ヒラソルか志摩を利用するのがおすすめ。
レストランを利用しない場合は
- パルケで超早めの夕食
- パルケからテイクアウト
- コンビニ
- 鵜方駅周辺の飲食店
などが候補になると思います。
(ルームサービスはありません)
ヒラソルや志摩で夕食を食べる予定がある方は事前予約がおすすめ。
朝食営業やランチ営業も日によるので、各自確認をお願いします。
https://www.parque-net.com/hotel/restaurant/
●ヒラソル
スペイン料理のお店。
基本ディナーは毎日やってて、すいてる日は朝食を、混んでる日はランチをやってる。
朝食は、混んでる日だと宴会場でのブッフェスタイル、すいてる日だとヒラソルか志摩で定食スタイルのメニューになります。
わたしはこちらで30周年記念ディナーコースをいただきました。
●志摩
伊勢志摩の恵みをいただける、日本料理のお店。
こちらも毎日のディナーと、すいてる日の朝食を提供してます。
わたしは朝食を志摩でいただきました。
次行ったら逆にヒラソルで朝食、志摩で夕食にしたいです。
●Bar カルメン
バーです。
土曜日の21:00~23:00のみ営業。
短すぎる。
キャラクターの誕生日に合わせて、キャラクターイメージカクテルが提供されたりもしています。
このバーは絶対いつか行きたいです。
平日はすいてて安くていいけど、受けられないサービス、体験できないことが出てくるので悩ましい。
●アルカサル(休止)
フランス料理です。
2024年現在営業休止中。
ここも行ってみたい~
もともと営業していたときも土日だけの完全予約制だったみたいですが、相当レベルの高いフレンチを提供していたようです。
行けないと思うと余計に行ってみたい。
営業再開まではアルカサルの戦いで我慢します。
●ブッフェ
朝食は宴会場で和洋ブッフェになる日と、ヒラソルか志摩でセットメニューとなる日があります。
あと、これもすいてる平日にしか行かない人には関係ない話ですが、ディナーブッフェが開催される日もあるみたいです。
開催日はサイトでご確認ください
https://www.parque-net.com/hotel/restaurant/
ちなみにこのコルドバのメスキータみたいな素敵なロビーラウンジですが、ここは飲食店的なものではありません。
(フラメンコショーはここで行われます)
そのほかの施設
●ゲームコーナー
こちらはロビーの片隅にあります。
各種ゲームと、
プリクラ
アイスの自販機
飲み物の自販機があります。
●カラオケルーム「サルー」
1室1時間6600円(持ち込み可)
何もかもお得に感じられてたホテル志摩スペイン村にあって、突然の高額。
●プール(夏季営業)
夏休み期間中くらいの営業ですが、屋内プールと屋外プールがあります。
宿泊者は無料です(また無料)。
あとは先述のコインロッカーや宴会場などもあります。
喫煙所は1階にあります。
コインランドリー、電子レンジの設置はありません。
パティオ
ホテル志摩スペイン村は大きな中庭を取り囲むような作りになっています。
四季折々に彩られる大きな中庭と、
スペイン南部の3つの都市をイメージした三者三様の小さなパティオが3か所あります。
スペイン行ったことないから「まるで本当にスペインにいるみたい」かどうかは分かりませんが、南スペインにほのかな憧れがあるわたしの心はとても喜んでました。
ホテルスペイン村の魅力はまだまだあるよ
ここまでは公式やいろんなところで語られる魅力です。
ここでは実際にホテルスペイン村に宿泊して、個人的にここが好きだ!となったポイントをお伝えさせてください。
ドラクエみ
パルケエスパーニャにもその気配はありますが、ホテル志摩スペイン村ではいろんなところでドラクエを勝手に感じてました。
ドラクエじゃなくても、中~近世の西洋ファンタジーを感じることができるかもしれませんが、とにかくわたしはドラクエだー!と思ってました。
まずツボが多い。
しかもこういう階段の裏側とかに意味ありげに置いてある。
割りたい。
あとツボがやたらあるから調べたり割ったりしたい
— つむりシティ (@tsumuricity) 2024年6月7日
ちいさなメダル絶対ある pic.twitter.com/wc1st3Ctcl
下の世界に繋がってるか、いどまねきの色違いみたいなやつがイベントボスで出てくるに違いない井戸。
ちなみにこの場所は4隅にツボが設置されてるので、ひとつはあくまのツボだと思う。
長いダンジョンの途中にある回復の泉
(スペイン村公式も「よくセーブポイントと言われる」と言ってました)
こういうのも「ぽい」です
広く入り組んだ構造も、ダンジョンや広いお城の中をうろうろしてるときと同じような気持ちになれる。
視界の隅にミニマップ表示してほしくなるし、ボタン押したら全体マップが表示されてほしいし、ひまわりの湯なんて何回も行くからルーラ使いたくなる(天井に頭をぶつける)。
ほんと、ドラクエコラボしてほしいなぁ。
ホテルだけでもいい。
回復の泉、いどまねきが出そうな井戸、グレンとかの民家にありそうなやつ、酒場のテーマが流れてそうなバー
— つむりシティ (@tsumuricity) 2024年6月7日
志摩スペイン村、特にホテルはドラクエみがすごい
マップも複雑だから視界の端にミニマップ表示されてほしいし、ひまわりの湯はルーラ登録したいし、ドラクエコラボ期待したい pic.twitter.com/jPAnNvqNOM
タイル見て
床のテラコッタタイルを見てください。
ここまでの館内写真とかもよくよく見てほしいんですけど、床のタイルがいちいち種類が違ってて戦慄しました。
今同じ建物を建てるとなったら、ここまでやるだろうか。
バブルだったからできたのかなとか考えてしまいます。
公式ブログによると、スペインから取り寄せたタイルの中には、猫?の足跡がついてるものもあるみたいです。
https://www.parque-net.com/blog/?p=16048
是非探してみてください。
壁のタイルや
アラベスク模様の噴水も素敵です。
他にも壁に飾られたお皿など、随所に「本物」を感じられるから、志摩スペイン村は規模以上に魅力を感じられるんだと思います。
アクセス
さて、宿泊の意思はすっかり固まったかと思いますので、行き方についてご案内いたします。
ここでは最寄駅の近鉄鵜方駅まで電車で来た前提で書きます。
各地からのアクセスやお車の方は公式サイトでご確認ください
https://www.parque-net.com/access/access_train.html
東京駅発のわたしの旅程はこちらに
近鉄鵜方駅
鵜方駅は特急電車が停車します。
名古屋から特急一本で2時間くらい。
鵜方駅はスペイン村の気配しかないです。
飲み物など必要であれば改札横のファミマで買いましょう。
あとキャッシュレス派も現金は持っておいた方がいいぞ。
いかにもスペイン村に辿り着けそうな階段を下りて、
ロータリーに出ましたら
5番バス乗り場に向かいましょう。
ロータリー逆側には、飲食店などがある「うがたファミリープラザ」があります。
スペイン村へは三重交通バスで
鵜方駅からは三重交通の路線バスに乗ります。
所要時間は約13分、運賃は450円です。
バスは1時間に2本くらいです。
三重交通 路線バス 時刻・運賃・停留所 | 鵜方駅前(発) 志摩スペイン村(着) 全ての時刻表
東京から新幹線と特急を乗り継いで4時間以上。
ここからさらに路線バス…
しかも運賃は450円っていうから、また1時間くらいバスに乗るのかと思ってげんなりしてたら10分くらいで割と近かった。
逆にこの距離ならホテルがシャトルバスとか出しとらんのか!?と言いたくもなるでしょう。
しかし路線バスの維持は今まさに社会問題。
社会貢献だと思って450円払って三重交通バスに乗りましょう。
5番乗り場に向かう途中に切符売り場があります。
Suica等の交通系ICで乗車可能なので、お持ちの方はきっぷは買わなくて大丈夫。
「まわりゃんせ」もOK
いかにもスペイン村に連れてってくれそうな装飾があるのが5番乗り場です。
わたしが行ったときは行きは観光バスタイプで、帰りは路線バスタイプでした。
窓から見えたホテルスペイン村。
停車順は坂崎→ホテル→パルケ。
宿泊者は当然ホテルの停留所で下車しましょう。
帰りのアクセス
お帰りの際ですが、ホテルスペイン村発のバスは朝9時台10時台しかありません。
11時チェックアウトなのになかなかあれですが、この時間帯以外に鵜方駅までバスに乗りたい場合は、パルケエスパーニャ前から乗ることになります。
徒歩でパルケに行くか、スペイン村内の巡回バスに乗って移動してください。
パルケで遊んで帰るならバスの乗車については問題ないと思います。
ただ、ホテル発のバスがないことにより、荷物を無料ロッカーに預けるか預けないか問題が勃発します。
荷物を預けた場合、パルケ→ホテル→パルケの移動をしないといけないんですよね。
わたしは時間管理が苦手なのであとで慌てないために、帰る日はパルケ内のコインロッカーを使用しました。
3~4人いるなら無料ロッカー+ホテルからタクシーというのも選択肢のひとつかもしれません。
そんな感じで、ホテル志摩スペイン村の基本情報とホテルの魅力についてお伝えしました。
派手さはないですが癒しや情緒を楽しむという点で、舞浜のホテルオークラが好きな人は好きかもしれません。
次回はお部屋編。
わたしが宿泊したのは30周年記念リニューアルルーム「Buen Viaje」です。
ではまた!