舞浜を丸呑み

煮てよし焼いてよし

20周年のリストランテ・ディ・カナレットでタイム・トゥ・シャイン!していく。

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何億年ぶりかに東京が緊急事態宣言でもまん防でもなんでもなくなった10月。

東京ディズニーシーにやってきました。

やっとタイム・トゥ・シャインできる!

 

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食事をするのはやはりリストランテ・ディ・カナレット

 

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今回は20周年のメニューが目的です。

 

東京ディズニーシーの20周年、レストランでは「シーズナルテイストセレクション」と題して、6つのレストランが季節ごと設けられたテーマに沿ったメニューを展開します。

www.tokyodisneyresort.jp

 

2021年9月3日〜10月31日のテーマは秋の味覚「キノコ」となっております。

そんなん絶対おいしいので、1か月前にしっかり予約をしてタイム・トゥ・シャイン!していきます。

 

リストランテ・ディ・カナレットの基本情報、通常メニューについてはこちら

nenpas.hatenablog.jp

 

目次

 

まずはカナレットさんにご挨拶

そういえば前回、バックストーリーについて触れていなかったなぁと思い出しました。

カナレットの待合室に飾られたこの絵の方がカナレットさんです。

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カナレットは実在の画家である。

 

と言うと、なんだろうか。

時空の歪みを感じる。

 

カメリア・ファルコやザンビーニ家、ハリソンハイタワー三世やS.E.Aなどは架空の存在なのか?

 

何にしろ、カナレットは18世紀ヴェネツィアで活躍した景観画家である。

カナレット - Wikipedia

 

本名はジョヴァンニ・アントーニオ・カナル。

同じく画家である父のベルナルド・カナルと区別するために、小カナル=カナレットと呼ばれていたらしい。

ロナウジーニョの本名がロナウドなのと同じ構図である。

 

イタリア語でカナル(Canal)といったら「運河」の意味。

リストランテ・ディ・カナレットの前を流れる運河も「パラッツォ・カナル」と呼ばれています。

だからカナレットは「運河を描く運河さん」だったわけだ。

 

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店内にはカナレットさんが描いたらしき絵がたくさん飾られています。

しかしその絵を眺める暇もなく店内を通過し、今日もテラス席へと向かいます。

 

テラスのチョイス

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予約の時間より少し前にカナレットに到着し、キャストさんに時間と名前を告げます。

テラスor店内の問いに対しテラスを希望すると、「テラスだとめっちゃ待つかもしれんけどいいんか?」っていうようなことを言われました。

 

カナレットでは利用時間に制限を設けてないし、予約もあくまでも「プライオリティシーティング=優先案内」なので、タイミングによっては待ち時間が発生することもあります。

 

じゃあ空いた方からでいいっすよーってことにしたけど、結果的にこの日は特に待つことなくテラスに案内してもらえました。

 

この日のテラス席

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今回は建物沿いの席でした。

常に満席状態だったので運河側のゲストが入らないように写真を撮るのがなかなか難しいですが、テラス席の雰囲気は建物側でも十分良いものです。

 

この日は風が強かったので、紙ナプキンやマスク入れが飛ばされないように気を使う必要がありました。

料理も軽いものなら飛んでいきそう。

かつおぶしとか。

 

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隙を見て写真を撮る。

 

今度は運河の奥の方のテラスにも行ってみたいですね。

さて、オーダーです。

 

リストランテ・ディ・カナレットおすすめのスプマンテ(ボトル)

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食事の前にまずはこちらから。

メニュー上では「おすすめのスプマンテ」と表記されているのでいつも同じスプマンテが出てくるというわけでもないのかな?と思っていたんですが、どうもいつも同じスプマンテが出てくるみたいです。

 

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モスカート・ペタロというイタリアのワイン。

モスカートはマスカット、ペタロは花びら。

IL VINO DELL'AMORE=愛のワインと書かれています。

どうやらこのワイン、国内で小売はされてないらしく、飲みたかったらこうして取り扱い店で飲むしかないらしい。

 

DOLCEって言うだけあって、非常に甘いワインです。

その甘さが独特。

甘いワインというと「ぶどうジュース」のようなものを想像するんですが、その感じとは何か違う。

人工的ではないけどフルーツとも違うこの甘さ、「花の蜜のような」といわれてしっくりきました。

これははちみつだ。

 

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食事に合わせるというよりは、乾杯やデザート向きかもしれません。

カナレットに来たからにはワインを飲みたいけどワインはあまり得意でない、初心者だという方に十分おすすめできると思います。

もちろんグラスでも頼めます。

(ボトル 3360円、グラス 720円)

 

ワインメダルは別途購入

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ワインボトルを頼むと、20周年記念ワインメダルを「購入」できます(プラス500円)。

ボトルを頼んでも自動的にメダルはついてこないので注意。

 

「昔はボトル頼めばワインメダルくれたのによォ」っていう懐古話がしたいわけではないんだけど、年をとってくると15年前も「ついこないだ」なんですよね…

 

 

16年前も成人だった人にとってはこれもついこないだ…

ディズニーシーが出来たのだってついこないだ…

ランドの20周年のときは20年!すごい!昔!生まれてない!って思っていたんですよ、我々だって…

 

自分もパークによく行ってたのはそれこそ15年くらい前の話なので、今パークに行くと「昔はこうだったのに変わったんだ!」って思うことが端々にあるんですよ。

だから「こないだ行ったときはワイン頼めばワインメダルもらえた」「北斎の茶碗蒸しを久しぶりに食べよう」「ランドで一番楽しみなのが千葉物産」という気持ちでインする人も絶対にいるはずなので、そういう方のために昔話は挟んでいきます。

 

東京ディズニーシー20周年スペシャルセット

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最初の方にも書いた通り、2021年9月3日~2021年10月31日の期間はキノコがテーマ。

前菜・パスタ・デザートのスペシャルセット(3200円)と、メインディッシュとコーヒー・紅茶を加えたスペシャルコース(4900円)があります。

 

営業時間が短く、あまり時間がないので、せっかくコースがあるというのに今日はセットにします。すまんな。

 

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アンティパスト・ミスト

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前菜の盛り合わせです。

 

左下、ソフトシェルシュリンプはその名の通り殻が柔らかいので、まるごといただきます。

海老とか蟹とか、殻ごとバリバリ食べてると「あ~タウリン1000mgくらい摂れちゃったかな~」って思うんですけど、実際は車海老100gでタウリン150㎎程度らしいので、リポビタンDはすごいんだなーと実感することができます。

タウリンを多く含む食材とそのレシピを紹介!|疲れに効くコラム powered by リポビタン|大正製薬

 

海老の枕にされているのがスモークサーモントラウトのトルタ

トルタはイタリア語ではこういった「タルト」の意味だけではなく「広義のケーキ」を指すらしい。

ちなみにタルトはフランス語。

ドイツ語はトルテ。

スペイン語もトルタ。「トルティーヤ」という言葉はここからきている。

 

トルティーヤと言えば、ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナは元気かな…

 

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ここからは遠く離れたロストリバーデルタに想いを馳せながらいただきます。

 

 

邪念が多いな。

 

 

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上下にある三角形は二つとも同じもの、ベジタブル・フリッタータ ナッツ入り

スパニッシュオムレツのイタリア版みたいな感じ。といったらイタリアの人に怒られるだろうか。

 

右の丸いのはアランチーノ。ライスコロッケです。

シーでライスコロッケといったら、昔はザンビーニブラザーズリストランテにもありました。

今ではザンビから米類はメニューから一切排除されてしまったので、当然ライスコロッケもなく、さみしい。

 

 

あとライスコロッケが冷え冷えなのも、少しさみしい。

 

中央に運河のように流れている栗のクリームとヘーゼルナッツやらディルやらカブやらの部分。

メニューに名前の載らないこの部分も、様々な味わいと食感があってなかなかにおいしかったです。

 

セットやコースを頼まなくても、前菜単品でも頼めます(1220円)

 

カサレッチェ、パンチェッタとポルチーニのクリームソース、アーモンドを添えて

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パスタ料理が運ばれてきました。

 

ポルチーニの香り豊かなクリームソースです。

上には秋ナスとアーモンド、そしてペコリーノチーズ。中にはパンチェッタ、サツマイモも入っています。

秋ですね。

 

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カサレッチェはシチリア発祥のショートパスタ。

断面がS字のようになっていて大きな溝があるのが特徴。

しなやかで大きな溝にソースがよく絡むので、濃厚なクリーム系だけど比較的さらりとしたこのソースにはちょうどいい気がします。

 

カサレッチェ、初めて食べたので面白いなと思って後日買って作ってみたんですけど、パークで食べたものよりも短くて厚みがあって噛み応えがありました。

カサレッチェにもいろいろあるんだね。

 

 

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クリームソースだけどくどくなく、様々な食材が入っているのにポルチーニ茸が引き立てられている、素晴らしい調和の一皿でした。

 

セットやコースのパスタはほかのパスタ料理に変更することもできます。

逆に単品でこのパスタを頼むことも可能(1720円)

 

「コース」の方だとこのあとにメインディッシュ(合鴨の香草焼きor鱈と帆立貝のフリット)が挟まります。

 

チョコレートプディング&マロンクリーム、ナッツ入りビスコッティ添え

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コースも共通のデザートなんですけど、メインディッシュのあとに出てくるにしては大物すぎないか。

 

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プリンもおおぶりでわりとしっかり固さがあるし、何しろビスコッティの存在感たるや、完全にミッキーから主役を奪いに来る勢い。

 

栗のクリームの上にはマロングラッセやチョコクランチのようなものなどが散りばめられ、まるで輝く水面のようです。

食べごたえしかない。

 

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お好みでつけるスパイス。

キャストさんからはスパイスということと、風に気をつけるようにしか言われなかったので、スパイスの配合は分かりません。

シナモンと、あと何かピリっとする香辛料など何種類か混ざってると思います。

こういうのは好きなので嬉しい。

濃厚なチョコレートとの相性は抜群。

何なら満遍なく振りかけてもらってもいい。

 

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胃の中からタイム・トゥ・シャイン!していく。

 

「コース」だとコーヒー・紅茶がつきますが、「セット」だとつきません。

今回はボトルワインを頼んでいたので最後はビスコッティとワインのマリアージュで乗り切りましたが、ワインもないとなると追加でコーヒーが頼みたくなるデザートでした。

こちらのデザートは単品1200円。

 

ごちそうさまでした。

 

 

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20周年のスタートを飾る秋のメニュー、最初から最後までおいしかったです。

コースがあってもやっぱり「高級リストランテ」ぽくはないかもしれないけど、「いいイタリアン」には違いない。

 

そろそろ別のレストランに行きたいと思いつつ、次回シーに来るときもやっぱりカナレットに来たいし、営業時間が伸びていればディナーでフルコースといきたいと思います。(11/1からはチーズのメニュー!)

 

ではまた!

 

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