舞浜を丸呑み

煮てよし焼いてよし

スウィートハートカフェのハンバーグデニッシュは童心に帰る味

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年パスを買ったことの罪滅ぼしのブログだったはずなのだけど、休園によりパークに行けないので既に何かを見失っている。

 

とりあえず今日は東京ディズニーランドで好きな食べ物を紹介してみます。

 

※2022年10月追記しました

 

ワールドバザール:スウィートハートカフェ

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www.tokyodisneyresort.jp 

「恋人たちのカフェ」という名のお店は、いつまでも恋人同士のように仲の良い夫婦が経営するベーカリーカフェ。白とピンクを基調とした明るい店内には、パンやスウィーツの甘い香りがただよいます。お好きなものを選んで、隣接するテラスで素敵なひとときを。

 

こちらは簡単に言うとパン屋さんです。

お店のカテゴリで言うと「カウンターサービス」になるのだけど、トレイとトングを持って自分で欲しいパンを取ってレジに持っていく、街のパン屋さんスタイルのお店になっている。

スポンサーは明治乳業。

 

 

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入るとトレイとトングとアルコールスプレーがお出迎え。

 

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外観は残念ながら工事中(2020年2月)

ほんとは非常にオシャレな外観をしていて、建物から好きなお店なんだけど、今は塀です。布です。絵です。

 

※後日撮影しました

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ロケーション

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ワールドバザールのマップで言うところの右上

入り口は城側にあり、出口はトゥモローランドにある。

一方通行だから出口から入らないようにね。

 

座席

一応飲食スペースはあるけど、全て野外で席はかなり少ないので、混雑時は期待しない方がいいでしょう。

持ち歩けるようにビニール袋も用意されているので、そもそもどこかに運んで食べたいとき(パレード待ちとかどっかのベンチで食べるとか)に向いているお店です。

 

 

バックグラウンドストーリーと変遷

こちらのお店、開園時は「アイスクリームパーラー」というお店でした。

アイスクリーム屋さんではなく、そういう名前の洋食屋さんだったようです。資生堂パーラー的な。(あまり当時の情報がない)

今の店名になったのは1993年のこと。

お店が変わること自体は珍しくないのだけど、珍しいのはお店が変わってもバックストーリーが引き継がれているところ

 

パスタ屋スウィートハートカフェへ

アイスクリームパーラーは夫婦で営んでいたのだけど、金婚式を迎えると心機一転、スウィートハートカフェに店名を変えました。

そして何故かパスタ屋さんになった。

「店名も扱うものも変わったけれど、経営者は変わってない」という背景になっている。

それを象徴するようにスウィートハートカフェになってもアイスクリームパーラーの看板が残されていた。

このあたりはパークらしい、胸熱演出。

 

パスタ屋からパン屋へ

謎なのは2006年に突然現在のパン屋スタイルに変更された点。

何故パン屋になったのか、経営者は今回も引き継がれているのか、そのあたりについての言及は見つけることが出来なかった。

しかもそのタイミングでアイスクリームパーラーの看板も消えていることから、しれっとバックストーリーもなくなったのかと思いきや、上に載せた公式サイトの現在の説明を見ると夫婦でやっているという点は引き継がれている。

 

「恋人たちのカフェ」という名のお店は、いつまでも恋人同士のように仲の良い夫婦が経営するベーカリーカフェ。

 

だからなんで急にベーカリーカフェになったんだよ!!

 

 

考えてみれば93年に金婚式を迎えた夫婦である。

どういう理由であれ、もう経営や運営からは手を引いていておかしくはない。

アイスクリームパーラーの看板を撤去したところを見ても、経営は別の人に移っている可能性が高いんじゃないか。

息子夫婦とかがお店を引き継いで、そのタイミングでパン屋に変わったと考えるのが自然かもしれない。

スウィートハートカフェがパン屋になると同時にイーストサイドカフェがパスタ屋になったのは、老夫婦の元で働いていたコックが解雇されてイーストサイドカフェに移ったからだろう。

たぶんそんなところだ。

 

※イーストサイド・カフェはそのタイミングでオーナーがイタリア人に変更になったというバックストーリーもちゃんとあります。

シェフが移った可能性はまだ残ってるがな。

www.tokyodisneyresort.jp

 

スウィートハートカフェの後付けストーリー公開が待たれる。

 

 

メニュー 

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パン屋の話に戻ります。 

メニューはパンです。とにかくパン。いろんなパン。

 

ひときわ目を惹くミッキーマフィン、モンスターズインクのマイクの顔を模したパンなど、ディズニー感の強いパンもあれば、ごくごく普通のパンも売っている。

惣菜やフルーツが乗ったデニッシュ、ミートパイやスウィートポテトパイ、クロワッサン、カレーパンなどなど。

だいたい1個200円~400円弱くらい。

普通に食事をするよりは安いけど、パン二つと飲み物でまあまあの値段にはなってしまう。

 

剥き出しで並べられたパン以外にも、冷蔵コーナーにはサラダやサンドイッチやデザートなどもあります。

あとはそのときのスペシャルイベントメニューのサンドイッチやカップスウィーツが置かれがち。

また、コーヒーなどのカップドリンク以外にも、紙パックの牛乳やジュースもおいてあるので、小さなお子さんにもおすすめ。

 

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その中で私の目当てはこれです。

ハンバーグデニッシュ 370円

 

ここがパン屋さんになった頃、私は年パス持ちではなかったものの、城の前でレジャーシートを敷くこともままあるような人でした。

なのでパレード待ちのお供に、ここのパンはよく選ばれていました。

 

「パスタ屋スウィートハートカフェ」は店内も可愛くて、この狭さなのにゆったりとした空間になってて居心地もよく、パスタにはストップというまでチーズをガリガリ削ってくれて、あまり行ったことはなかったけどとてもいいお店でした。

だからパン屋になると聞いたときは「パン屋て…」とちょっと馬鹿にしたように落胆したものですが、意外とパン屋が使い勝手が良くて気に入ってしまいました。

(パスタ屋スウィートハートカフェはあの狭さでテーブルサービスでゆっくりチーズなんて削ってるわけだからいつでも行列だった気がします)

 

そしてここのパンの中でも好きだったのがハンバーグデニッシュ。

当時とは見た目は変わっているけど、10年以上経っているのにハンバーグデニッシュがあったということだけでとりあえず安心した。

 

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ホットカフェラテと共に、テラスの席でいただきます。

風が強いとトレイごと飛びそうだから気をつけないといけない。

 

ハンバーグデニッシュとの再会

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確か昔はミッキーの形をしておらず、単純な四角形のデニッシュの上にハンバーグが乗っていたと記憶している。

当時は惣菜パンは四角で、フルーツなどが乗った甘い系のデニッシュはミッキーシェイプだったんじゃないかな?

ハンバーグももっと薄くて固かったような気がする。マヨネーズのようなものもかかってなかったはず。

 

でもやっぱりこれは最高においしいな。

 

あの頃と見た目や味が変わっても、本質は変わっていない。

 

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当然、焼き立てのパンが並ぶわけではないし、パークで食べる以上は温め直すこともできず、冷たいパンを貪ることになるが、これを悲しく思うようではパークで食事はできない。

 

ハンバーグは「お弁当用のレトルトハンバーグ」だと思ってもらっていい。

デニッシュは悪くないけど、サクサクに特化しててデニッシュというよりパイっぽい。

もっと言えばお菓子っぽい、パイの実のパイみたいなおいしさ。

(これもまたワッフル同様に冷えててもおいしいことが優先されているのかもしれない)(あと具のない耳部分もまあまあおいしく食べられる)

nenpas.hatenablog.jp

 

だがそれがいい。

単体だと褒められたものではないデニッシュとハンバーグが、一緒になったらなんともいえないシナジーを発揮してくるところが最高にいいし、何より

お母さんが手作りしてくれたハンバーグより、イシイのおべんとクンミートボールがお弁当に入ってた方が嬉しい

っていう幼稚園児の正直な気持ちを思い出すような味してる。

お弁当のミートボールってなんであんなにおいしいのでしょうか。

そういう感覚で、このデニッシュはめちゃくちゃおいしいと言っている。

 

 

私にとって今のハンバーグデニッシュって「十数年前の懐かしい味を思い出す十数年前の懐かしい味」になってしまっているので、今のハンバーグデニッシュがそこまで褒められるものなのかはもはや分からなくなってしまっている。

昔よりもハンバーグがふっくらとグレードアップしているような気がして、それがむしろマイナスに感じられてもいる。

 

それでもこの味はなくならないでほしいし、私がランドで強く強くおすすめしたい数少ないメニューのひとつであることに違いはない。

それを踏まえた上で、是非召し上がってみてください。

たぶん「ハングリーベアのカレーがうまい」のと似ている気がするから強く強くお勧めするようなものではないんだけど、他の人がこれをどう思っているのかは少し気になります。

 

パークが再開したらとりあえずまた食べに行ってみようかと思います。

ではまた。

 

 

追記:ハンバーグデニッシュからチーズハンバーグデニッシュへ

この記事を書いてから2年以上が経ちまして、今は2022年10月です。

パークは再開したものの、まだまだ事態は終息しておらず、パーク内でも様々な制限が残っています。

 

このスウィートハートカフェでも変化がありました。

最近まではセルフスタイルのパンは並んでおらず、カウンターで注文するのみのお店になっていました。

 

それが2年経ってようやく戻ってきました。

 

パンひとつひとつにビニールが。

密封されてるわけではないけど、剝き出しよりはいいですね。

 

種類は以前ほど多くありませんが、ミッキー型のあれや骨の形のあれは当然のように並んでおります。

 

そして私が買いに来たのはもちろんこちら、チーズハンバーグデニッシュです。

 

スウィートハートカフェが元に戻ったとして、ハンバーグデニッシュが販売される保証はない。

だから少し姿が変わったものの、限られたメニューの中にハンバーグデニッシュが入ったことは素直に嬉しいです。

 

価格は500円に値上がりました。

 

価格、味、ボリューム、全てが「500円なり」

こちらがスウィートハートカフェのチーズハンバーグデニッシュ500円。

名前の通りチーズがのっています。

以前と違って具を乗せてから一回焼いてるので、クオリティが高く見えますね。

 

↓参考

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ハンバーグの上にはトマトソースがかかっています。

ハンバーグは変わったのかなぁ。

ふっくら感があって厚みがあって結構大きめで、少なくとも初期のお弁当ハンバーグのようなものとは違いましたね。

 

味はまあ、普通ですね。

500円なりのスキルアップ、500円なりの装備強化したなって感じ。

かつてのハンバーグデニッシュにあった「ジャンクなウマさ」は確実になく、「ちょっといい総菜パン」になった。

そこにはいい意味でも悪い意味でも裏切りはない。

 

そもそも今のパークの相場だと、500円への値上げっていうのが、ありがたいけど、半端。

このくらいの値上げで「ちゃんとおいしいもの」にランクアップしようという姿勢がおこがましい。

 

これでハンバーグにかかってるのがケチャップだったりしたら「こういうのでいいんだよポイント」が加算されたかもしれないけど、なんかいい感じのトマトソースがかかっちゃってるのがマイナスに感じちゃう。

 

 

これ1個で食事が完了するわけでもないし、500円で味も満足度も中途半端なパン食べるんだったら、ガストンで750円で味もそこそこでお腹いっぱいになるパン食べた方がいいような気はする。

ハンバーグデニッシュもそうならないかな。

 

 

前みたいに推しはしないけど、もう食べませんってほどでもない。

ごはんってほどでもないけど甘いものってわけでもない、プラザ近辺でワンハンドで食べられるようなもの買いたいわ~ワンコインだとなおいいわ~ってなったときには、今後も選択肢には入ってくるかとは思います。

 

ではまた、ハンバーグデニッシュが750円になったときにお会いしましょう!